【PANDA TC】スカート一体型グランドシートを自作してみた【設計編】
こんにちは、ウノ(@uno_camp)です。
希少な、現在販売中のポリコットン製ワンポールテントである、tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)のPANDA TCには、グランドシートとスカートが存在していません。
グランドシートはブルーシートを切って敷けばいいだけなのですが、問題はスカートです。
寒い時期のキャンプでは、下の隙間から入ってくる風を極力防ぎたいですよね。
最初、グランドシートとスカートをバラバラに作って、スカートを磁石で止めていたのですが、スカートの着脱が本当に面倒でした。
そこで『グランドシートとスカートを一体型にしてはどうか』と考え、作成してみました。
今回は設計編ということで、図面を作成してみました!
※「細けぇことはいいんだよ!完成図面だけ見たい!」という方は、目次より完成図面に飛んでください。笑
こだわり
個人的にこれは外せない!っていうのが以下の3点です。
設置が簡単であること
バラバラなスカートを磁石で設置していたのですが…設置・撤去が本当に面倒です。
磁石は見た目はスッキリしてて良いのですが一人で付けるのは大変ですし、外す時も大変です。
うっかり砂地に落としてしまうと砂がびっしりくっついてしまい、やってられません。笑
簡単置くだけ!というのが理想です。
見た目がスッキリしていること
クリップで止めるという方法もメジャーなのですが、外からクリップが見えてしまうのが少し嫌なんですよね。
付属物がくっつかず、外からスッキリして見えるようにしたいです。
材料費がお安いこと
高い材料や工具などを使わず、極力安く仕上げたいです。
例えば、材質はブルーシート(ブラックシート)を使う予定です。
売り上げランキング: 8,097
課題
グランドシートとスカートを一体化した場合、お椀状になります。
そのため、雨水が侵入してきた場合は悲惨なことになります。
そのため、以下の対策を考慮して設計を行っていきます。
- 雨水が侵入しないように外気に触れる部分には切れ目や穴を作らない
- スカートの端部から雨水が侵入しないように、きちんとスカートを立ち上げる
- スカートの端部がフライシートから出ないようにする
設計作過程の図面
まずパンダTC説明書記載の寸法をもとに、テントの平面図と断面図を作成しました。
グランドシートを立ち上げてスカートとすることにします。
グランドシートはフライシートより10cm程度小さく設定しました。
スカートは作成直後は自立すると思うのですが、折りたたんで収納していると折り癖がついて自立しなくなりそうだったのでロープにより吊ることにしています。
このロープはブルーシートを立ち上げるだけの用途なので強度も必要ありませんし、きっちりテンションを張る必要もありません。
極論を言うとタコ糸でも良いのですが、それだと格好がつかないので、安くて細めのパラコードでも使おうと思っています。
テンションは張りませんが長さは調節したいため、自在金具もしくは自在結びは必要でしょう。
ちょっと分かりづらいですが、スカートの斜め部分を正面から見た図です。
要するに、スカートの平面的な形状を確認するための図となります。
この図により、ロープの長さは最低2.1m程度必要となることが分かります。
自在金具で長さを調整することを考えて、3mのロープを用意しておけば良いでしょう。
完成図面
グランドシートの完成平面図です。
点線は折り線です。ペンでマーカーする必要があるかと思います。
また、スカートの端部2箇所×4箇所で吊ることができるようにハトメを配置しています。
ちなみに、ハトメの穴径はロープが通れば問題ありません。
僕はAmazonで比較的安くまぁまぁ余裕が持てるハトメパンチから選んでφ12mmにしました。
売り上げランキング: 458
売り上げランキング: 10,159
ハトメの位置はシート端部から5cmくらいにしましたが、ハトメポンチの大きさ的にキツイかもしれませんね…
ここは【製作編】でやってみて調整しようと思ってます。
制作後にこちらの図面にも反映しようと思います。
あとがき
とりあえず図面を作成しましたが、実際作ってみてどうなるかですね!
図面と文章での説明だけじゃ立体的な形が見えてこないので、ちょっと分かりにくかったと思います。申し訳ありません。
次回【製作編】で、写真などを用いて分かりづらかった部分を保管したいなと思っています。